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ひろ鍼灸マッサージ院は肩こり、倦怠感、腰痛、膝痛、頭痛、うつにファシアや耳からも対処。

電話でのご予約・お問い合わせはTEL.099-264-1211

よくある質問Questions and Answers

質問と回答

【質問のリスト】
・鍼は痛いですか?
・お灸ってヤケドするのですか?
・改善するまでどのぐらいの期間がかかりますか?
・効果はどのぐらいの期間維持しますか?
・うつ病に鍼が効くって本当?
・癌に鍼は効きますか?


鍼は痛いですか?

正直なところ、鍼は先が尖っていて針の一種なので、残念ながら全くの無痛とは言いきれません。しかし、皆さんが想像しているより、遥かに痛みは少ないです。
まず注射針や裁縫針と太さは比べものにならないぐらい細いことが挙げられます。右の写真(毛髪と鍼)を見て頂ければわかると思うのですが、治療に使う鍼はほぼ髪の毛の太さしかありません。指で触れると、裁縫鍼や注射針と違い、指される前にしなります。そしてちょっと力を入れると簡単に曲がります。
また、注射針は薬を入れるために、ホースのような形態で、さらに皮膚に入れるように針先は斜めに切断されています(右図参照)。対して我々が使う鍼は、薬を入れる必要がなく、スムーズに体内に入れることだけが目的なので、尖った鉛筆のような少し丸みを帯びた円錐形になっています。
そして当院が使用するセイリン社の鍼は、注射針と同じく、表面に薄いシリコンがコーティングされており、抵抗なく滑らかに体内に入りますので、さらに痛みは軽減されます。
さらにもう一点。鍼が皮膚を通過するときが最も痛みを感じると言われるのですが、日本の鍼は、指す前に鍼管(しんかん)に入れて、皮膚にこの鍼管を押し当ててこの圧を感じさせ、刺されるときのチクッとした痛みを鈍らせ、ほとんどの場合刺さったことがわからないほどです。(上の写真 右が鍼、左が円筒形の鍼管)
右のイメージ(断面図):青い円が鍼管の断面で、これに圧をかけると、中心のピンクの点(鍼先)の痛みが鈍り、ほぼ何も感じません。さらに鍼を入れる時は、中国・韓国ドラマで見られるようにグイグイと押し込んで入れるのではなく、ポンッと鍼の頭を軽く叩いてまさに一瞬のうちに入れてしまいます。

以上をまとめますと
1)鍼は髪の毛ほど極細
2)鍼先は円錐形のため抵抗なく体内に入る
3)シリコンコーティングされている鍼でさらにスムーズ
4)鍼管(しんかん)のお陰で刺される時の痛みは鈍る
5)鍼は弾くように叩いて入れるので一瞬
この5点に「丁寧さ」が加わると、ほぼ無痛になります、と説明しております。

お灸ってヤケドしますか?
当院では皮膚の上で直接モグサを燃やすお灸はしておりません。CMでもお馴染みの、せんねん灸を使っています。皮膚とモグサの間に台紙が挟まれているので、一定の温度以上にはならない、安全で、気持ちの良いお灸です。温度が低めと標準タイプの2種類を当院では使用しています。


改善するまでどのぐらいの期間がかかりますか? 

症状や原因、その重さ、経過年数、社会的背景など、様々な要因が絡み、個人差があるので、なんともいえないというのが正直なところです。肩こりでさえ、数回、いや改善がなかなか見込めない場合すらあります。平均で良いから答えてくれ、と言われることもあるのですが、はずれてしまった場合、信用を無くしてしまい、患者は失望し、結局、効果を出せなくなってしまう、ということになりかねません。
ぎっくり腰は自然に治るまで平均2週間という統計がありますが、統計的データも存在しない症状、複雑に絡む他の要因も考慮せず、「〜回です」と適当にお答えするのは、親切なようでいて非常に無責任だと思います。お互いのためにならないと考えます。
以前、ネット上で「私が診て貰った心療内科の医師は、どのぐらいで治るかハッキリ言ってくれない」という不満を読んだことがあるのですが、それが当たり前、正しい見解です。痛みは別のページ「凝り/痛み」(クリック)にも詳しく書いていますが、社会的あるいは心理的要因が絡むことが多いので、いつ治るかだれもわからないのです。
また、当院ではストレス絡みの症状に各種精神・心理療法を使うことがありますが、これらは時間をかけて施術家と患者の信頼関係が出来てからでないと無意味、最悪、逆効果になる場合もあり得ます。
運動療法が必要なケースも同様、時間がかかります。

そして当院に多い原因不明の症状は、診察や問診の中で多くの情報を引き出していき、また施術法を試行錯誤しながらその方に合ったアプローチ法と、その量を随時調整して(ペーシングと言います)いかないといけないので、これもお時間はある程度必要になると思います。

以前別の治療院で鍼治療を受けたのですが、すぐに元の症状に戻ってしまいました。ひろ鍼灸院だとどれぐらい効果は持ちますか?
まず、その治療院は1回とはいえ、一時的にでも効果を出したのなら優秀だと言えると思います。
効果がどれだけ持つか、という問題はその病の原因が姿勢や動きの癖などの生活習慣、社会的・心理的背景が複雑に絡むので、これも一概には言えません。
例えば、仕事で一日中パソコンを使う方の肩・首こり、眼精疲労は。姿勢やモニターの距離、メガネ、室温などなどの原因を一緒に探り、対策を取らなければ再発の確率は高いです。
また、ストレスがかかった時にアゴや臀部など体の一部に無意識に力を入れてしまい、痛みを生み出している場合がありますが、こういう症例は治療後の生活の中でストレスがかかると再発させてしまい、繰り返す場合が多くなります。
さらにもうひとつ。この写真をご覧ください。


無意識のうちに、何度もこのような姿勢をとる「身体の癖」がついていれば、体の左右のバランスが崩れ、肘と顎関節が痛み、肩や首、顎、胸、腰、そして膝にまでコリや痛みが出る可能性があります。また疲れやすくなったと感じることもあるでしょう。逆流性食道炎のリスクも高まります。
また、そのせいで食欲が落ち、栄養不足になり痛みを発生しやすい土壌も出来てしまいます。慢性痛と栄養の関係は実は大いに関係しています。
鍼灸の施術で一度症状が改善されても、ストレスの要因が消えないと、再発の可能性が高くなるということがおわかりいただけると思います。
本当に治すには・・・問診や施術中の会話の中で、原因が無意識の癖にあることをまず施術者が見抜き(これに時間がかかることが多いです)、気づきを与えられるか、運動療法、食事療法、心理療法まで出来るかどうかが、効果が長持ちする重要なポイントになります。
なお当院は2021年より、新たに問診の技術も習得に励んでおり、なるべく早く原因が見抜けるよう努めております。
そしてメンタル面、身体作りのお手伝いも出来るよう、運動療法、栄養学、心理学などの勉強を積んでいます。

・うつに鍼が効くって本当?
厚生労働省の下記のページをご覧ください(リンク)。実際、私自身も鍼がうつに効くという結論を出している論文を、いくつも読んでいます。
厚生労働省「うつ病と補完療法について知っておくべき8つのこと」(クリックすると該当ページに飛びます) 2番目をご覧ください。

・癌に鍼は効きますか?
癌細胞を小さくすることはできませんが、痛みによる睡眠障害に40%が改善したという米国のデータ(CUREというサイトに飛ぶ)があります。実際、鍼治療中に眠ってしまわれる方は多いです。また進行癌の痛みの緩和(緩和ケア)に、米国臨床腫瘍学会の臨床ガイドラインでは鍼とマッサージが推奨されており、こちらの論文(別サイトに飛びます)で効果があったことが示されています。
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