正直なところ、鍼は先が尖っていて針の一種なので、残念ながら全くの無痛とは言いきれません。しかし、皆さんが想像しているより、遥かに痛みは少ないです。
まず注射針や裁縫針と太さは比べものにならないぐらい細いことが挙げられます。右の写真(毛髪と鍼)を見て頂ければわかると思うのですが、治療に使う鍼はほぼ髪の毛の太さしかありません。指で触れると、裁縫鍼や注射針と違い、指される前にしなります。そしてちょっと力を入れると簡単に曲がります。
また、注射針は薬を入れるために、ホースのような形態で、さらに皮膚に入れるように針先は斜めに切断されています(右図参照)。対して我々が使う鍼は、薬を入れる必要がなく、スムーズに体内に入れることだけが目的なので、先が尖った鉛筆のような少し丸みを帯びた円錐形になっています。
そして当院が使用するセイリン社の鍼は、注射針と同じく、表面に薄いシリコンがコーティングされており、抵抗なく滑らかに体内に入りますので、その後の痛みは軽減されます。
さらにもう一点。鍼が皮膚を通過するときが最も痛みを感じると言われるのですが、日本の鍼は、指す前に鍼管(しんかん)に入れて、皮膚にこの鍼管を押し当ててこの圧を感じさせ、刺されるときのチクッとした痛みを鈍らせ、ほとんどの場合刺さったことがわからないほどです。(上の写真 右が鍼、左が円筒形の鍼管)
右のイメージ(断面図):青い円が鍼管の断面で、これに圧をかけると、中心のピンクの点(鍼先)の痛みが鈍り、ほぼ何も感じません。さらに鍼を入れる時は、中国・韓国ドラマで見られるようにグイグイと押し込んで入れるのではなく、ポンッと鍼の頭を軽く叩いてまさに一瞬のうちに入れてしまいます。
以上をまとめますと
1)鍼は髪の毛ほど極細
2)鍼先は円錐形のため抵抗なく体内に入る
3)シリコンコーティングされている鍼でスムーズに入るため、痛みは減る
4)鍼管(しんかん)のお陰で刺される時の痛みは鈍る
5)鍼は弾くように叩いて一瞬で入る
この5点に「丁寧さ」が加わると、ほぼ無痛になります、と説明しております。このページの先頭へ
・怖くてどうしても鍼を受けたくないのですが、鍼を断ることは出来ますか?
はい、大丈夫です。そういう方には刺さない、皮膚に当てるだけの接触鍼(写真右)を提案しております。これはある程度の太さがあり、先端が丸いので、刺さりようがありません。
また当院に通われる患者さんの中には実際、温熱治療のみ、マッサージ・あん摩・指圧のみを受ける方がおられます。このページの先頭へ
お灸ってヤケドしませんか?
当院では皮膚の上で直接モグサを燃やすお灸はしておりません。CMでもお馴染みの、せんねん灸を使っています。皮膚とモグサの間に台紙が挟まれているので、一定の温度以上にはならない、安全で、気持ちの良いお灸です。温度が低めと標準タイプの2種類を当院では使用しています。そして
当院ではさらに安全な電気灸もあります。これは先端のセラミックを指定した温度まで温めて、身体に当て、擦るように使います。温度は気持ちの良い暖かさ43度から、52度まで設定できます。あとお灸ではありませんが、2種類の赤外線治療器が温熱治療器としてご用意があります。このページの先頭へ
症状や原因、その重さ、経過年数、社会的背景など、様々な要因が絡み、個人差があるので、なんともいえないというのが正直なところです。肩こりでさえ、数回、いや改善がなかなか見込めない場合すらあります。平均で良いから答えてくれ、と言われることもあるのですが、はずれてしまった場合、信用を無くしてしまい、患者は失望し、結局、効果を出せなくなってしまう、ということになりかねません。
腰痛は2週間で19%が痛みの消失、56%が改善という統計(クリックすると論文に飛びます)がありますが、科学的統計・データも存在しない症状に、複雑に絡む個人的な背景も考慮せず、「〜回です」と適当にお答えするのは、親切なようでいて非常に無責任だと思います。施術者、患者お互いのためにならないと考えます。
以前、ネット上で「私が診て貰った心療内科の医師は、どのぐらいで治るかハッキリ言ってくれない」という不満を読んだことがあるのですが、それが当たり前、正しい見解です。痛みは別のページ「凝り/痛み」(クリック)にも詳しく書いていますが、社会的要因や心理的要因が絡むことが多いので、いつ治るかだれもわからないのです。
運動療法が必要なケースも同様、時間がかかります。
そして当院に多い原因不明の症状は、診察や問診の中で多くの情報を引き出していき、また施術法を試行錯誤しながらその方に合ったアプローチ法と、その量を随時調整して(ペーシングと言います)いかないといけないので、これもお時間はある程度必要になると思います。このページの先頭へ
・どのくらいの頻度で通えばいいですか?
状態や生活背景、症状の期間によって異なります。初期は間隔を詰める方が良い場合もありますが、無理のない頻度を相談しながら決めます。改善を保証するものではなく、経過を見ながら調整します。この点に関してはあくまでも施術者として提案をするだけで、厳しい指示・命令を出すことはありませんので、ご安心ください。このページの先頭へ
施術の効果はどれぐらいの期間維持できますか?
その症状の原因が姿勢や動きの癖などの生活習慣、社会的・心理的背景が複雑に絡むので、これも一概には言えません。
例えば、仕事で一日中パソコンを使う方の肩・首こり、眼精疲労は。姿勢やモニターの距離、メガネ、室温などなどの原因を一緒に探り、対策を取らなければ再発の確率は高いです。
また、ストレスがかかった時にアゴや臀部など体の一部に無意識に力を入れてしまい、痛みを生み出している場合がありますが、こういう症例は治療後の生活の中でストレスがかかると再発させてしまい、繰り返す場合が多くなります。
さらにもうひとつ。この写真をご覧ください。

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